実家の片づけがまったくすすみません。
母親といつもケンカになります。
実は実家から車で30分私の自宅も似たような状況で、親からは「人のことばかり気にするな」と逆ギレされます。
自宅の部屋はいつも散らかっていて、家族からは全部ごみだといわれていて、これもストレスです。
でも、もったいし、もう手に入らないかもしれないと思うと、捨てられません。
プレッシャーで押しつぶされそうです。
私や母親も、ついもったいなくて捨てられないタイプです。
捨てずに片づける方法はありますか?
A 「捨てなくちゃ」というプレッシャーをまず捨てましょう。
順番としては自宅を片付けて、「これだけ片づいてすっきりした」と話してみるのが王道です。
決して「片づけて」「捨てて」と命令しないのがコツです。
親御さんは、あなたのすっきりした顔をみて、「私もやろう」という気持ちになってくると思います。
親御さんは、自分ができないこと・したくないこと=片付けを娘から「やれ」と命令されているのですから、反発されて当然といえば当然でしょう。
職場や友人から、自分ができない、したくないことを命令する人がいたら、あなたはどう思うか、想像すればわかります。
そこを勘違いしなければ、きっとうまくいくと思います。
実家の片付けをする人は、必ず自宅も片付いてくるのです。
ご自宅では、家族に片付けなさいといわれて、たいへんですね。
片づけるというのは、物を選んで整理するという行動です。
習慣に近いことですから、片づけることと、捨てることを、分けて考えてみましょう。
捨てるのは片づけのプロセスの一部でしかありません。
まず、「捨てなくちゃ」というプレッシャーを捨てましょう。
そのほかの、捨てられない物は、捨てなくてもかまいません。
明らかに汚れた不要なごみは捨てられますし、必要な物は一瞬で、「いる!」とわかると思います。
そして、大事な物は、家族を含め誰がみても、大事だとわかるように、きちんとしまっていきます。
もし、床やテーブルに置きっぱなしにしているのなら、あなたにとってそんなに大事な物ではないかもしれません。
もう一度、よく考えてみるといいですね。
もったいなくて捨てられない物は、一度ごみぶくろや箱に詰めてみてください。一時保管にしていきます。
多くの人は、見えない物の存在は、忘れてしまいます。
だいたい早い人はゴミ袋にいれた瞬間、たいてい半年もたてば、心が離れて、スムーズに手放すことができます。
それまで別の場所に移動させて、収めて置いておいてください。
「保管」していると思えば、プレッシャーを感じなくなるでしょう。
大事な物と分けて、移動・保管し、自分で納得して片づけていくのが、遠回りのようで最速に片付くコツです。
捨てると片付くのははやいのですが、無理に捨てても、習慣にならないので、すぐにリバウンドします。
やる気さえあれば、自分にとって何が大事なのかわかってきます。
最初は時間がかかっても、だんだん判断する時間は短くなっていきます。
こうやって片づけた方法を、ぜひ親御さんに話をしてみてください。
いいことは、スピードが遅くても必ず周りに伝わっていきます。
命令でなく、行動、片づけて気持ちいいということを親御さんに素直に伝えてみてください。
親御さんが判断して片付けに進んでいくことでしょう。
どうぞ片付きますように(渡部亜矢)。
★こちらのQ&Aでとりあげていただきたいお悩みをメールでお寄せください。
HP上でお答えします。
掲載はペンネーム可ですが、連絡先を明記してください。
すべてのお悩みにお答えしたり、掲載するものではございませんので、ご了承のうえ送信してください。
送り先 お問合せフォーム
親にどう切り出す? どこから手を付ける?
実家の片づけお役立ち情報サイトはこちら
■無料メルマガ登録 片付く情報・講座情報をお届けします
夜間・緊急土日コースもあります
実家が片づく認定講座・講師への最短コース
■片づけお役立ち情報 目次
Q&A 親の家の片づけお悩み解決 片づけ実践 before→after 書類、服、キッチン、リビングなど